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書籍「Webデザインの現場ですぐに役立つ Photoshop仕事術」レビュー

公開日: 最終更新日:2017-07-15

2015年4月1日、「Fireworks CS7 新たな進化を経て、遂に発売」という素晴らしすぎるページを見て小躍りしたFireworks愛好家の一人、@よしぱんですこんにちは。エイプリルフールかよッって声に出したのは初めてかもしれません。それにしても手の込んだサイト、素晴らしいです。

「Fireworks開発終了」というAdobeさんの無慈悲な通告を受けて、この1年は必死でPhotoshopに移行してきました。

そんな私が待ち望んでいた書籍が、ついに先月、発売されましたよ!!

元々Fireworks派だった私、Photoshopで(Fireworksと同じ速度で)カンプが作れるようになるまでにはかなり苦労しました。

世の中にPhotoshop本は沢山あるのに、Webデザインのカンプを作る一連の流れが載っている書籍が見つけられず、都度ネットで検索しまくって手探りで身につけました。あの頃この「 Webデザインの現場ですぐに役立つ Photoshop仕事術」があれば、どれだけ時間短縮出来たでしょう…。

(余談ですがお仕事で急にFireworks使わなきゃいけなくなったーなんて人には、 よくわかるFireworksの教科書を全力でオススメします。Fireworksは良い子なのでこの1冊あればすぐマスターできますよ!!)

(2017.7.15追記)
最近はデザインカンプを作り込むこと自体が減り、ワイヤーフレームからいきなりコーディングすることが増えました。デザイン画面が必要な場合も「Adobe XD」で制作することが増え、PhotoshopやIllustratorはロゴや画像などのデザインパーツを作るためのツールとなっています。いや、Photoshopはそれでいいと思うよ、本来の使い方だと思うよ!!

Photoshopでデザインパーツを作る上でも、この書籍は非常に役に立つのでオススメです!!

この本のターゲットは…??

Photoshop初心者向けでは無いです。

基本画面や基本操作については他の入門本でお勉強してからの方が良いです。

基本操作はできるけど、Webデザインのカンプを作るのは…という方にはぴったり!

Photoshopで画像加工やパーツ制作等の基本操作はできるけど、Webデザインのカンプをイチから作成するのは厳しい…という方は、この本がめちゃくちゃ助けになると思います(羨ましい)。

2章の「Photoshop CC以降でのカンプ作成のベストプラクティス」を実際にPhotoshopを触りながらじっくり読めば、習得は早いでしょう。

PC用のカンプを作った後はみんな大好きBootstrapを使ってモックアップを作成し、マルチデバイス対応をさせる等、2015年現在のWebデザインの流れで解説されているのも面白いです。(Photoshop本なのにBootstrapの解説が詳しくてびっくりしました。)

普段Photoshopでカンプを作ってるWebデザイナーさんにもオススメです!

私は(コーディングのみの案件も受注しているので)他の方が作らはったPSDファイルを見る機会も多いのですが、人によって作り方、グループ分けの仕方、マスクのかけ方もバラバラで、みんな、実践の中で習得していったのだろうな〜と思います。

最新バージョンの便利な機能を知らずに昔ながらのやり方で時間をかけて作っている方も、多いと思います。

私の場合はCC2014を使っているのに「ガイドレイアウト」なるものを知らなくて今までガイドを一本ずつ作成していました。グリッドシステムに基づいたガイドなんかも一気に書けちゃうんですね。(CC以前のバージョンの方向けにも、Guide Guideというエクステンションの使い方等も紹介されています。)

「スライスは過去の作業に」という項目で、スライスをせずにアセットで書き出す方法も詳しく載っていました。

今まで見落としていた便利機能もたくさん!

目からウロコの新機能はもちろんですが、知らなかった基本機能の便利な使い方も沢山載っていて、すぐに実務で使えました。

4章「効率化のためのTips」と5章「見落としがちな基本機能」は、「ねえねえ、こんな便利な方法あるの、知ってる??」と畳み掛けてくるような感じです。

私は3時間程でひと通り読めて、自分の制作手順の再確認と、知らなかった便利機能情報をたくさん得られました。

パーフェクト!と言いたいところですが…

Webデザインの現場ですぐに役立つ Photoshop仕事術

惜しむらくは、章ごとに違う方が書かれていて重複・リンクする内容もあったので、「◯◯については◯ページも参考に…」みたいな注釈があればもっと良かったな…と思います。

でもまあ、大型本ではないしお手頃価格なので仕方ないかと、復習を兼ねて付箋とペンで自分で追記しました。

結果、愛着が湧きました

買って良かったです。

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