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「Webデザイントレンド in 大阪 2021」 に参加したよ!

公開日: 最終更新日:2021-04-30

Gatherの画面

1年以上の引きこもり生活によって自分の世界がとても狭くなっているなーと痛感中の@よしぱんですこんにちは。

世の中の流れもよく分からないし、みちょぱとゆきぽよの区別もつかない。大好きな音楽だって、夫に突然曲を流され「これは誰の曲でしょう?」っていう夜好性クイズを出されても、ヨルシカかYOASOBIかずとまよか判別できなかったりする。(これは夫の選曲に悪意があるせいでもある)

このまま感性が死んでしまうのじゃないかって不安になる今日このごろですが、先日、刺激をいっぱいいただける救済イベントに参加できました!

Webデザイナーとして「毎年参加したい!」と思っているセミナー、「Webデザイントレンド in 大阪」です!!

CSS Nite Shift「ウェブデザイン行く年来る年」のセッションを、年明けに大阪のRe:Creator’s Kansai(リクリ)で再演されるお祭りのようなセミナー。今年はオンライン開催でしたが、リアルタイム参加できたので「全国各地の100名以上の方と一緒に受講している」ライブ感を味わうことができました。

トレンドとは、時代に最適化されつつある現象

「トレンドとは最先端ではない、時代に最適化されつつある現象である」

膨大な量のウェブサイト(海外デザイン・グローバル企業・日本の上場企業・日本の地方自治体)を長年観測・アーカイブされている原 一浩さんが、毎年「Webデザイントレンド」の冒頭で仰っている言葉です。

1年間(2020年)にリニューアルしたサイトをピックアップすることで見えてきた「その年の傾向」を、登壇者の皆さんがレポートしてくださいます。鋭い洞察と切れ味の良いコメントに、毎年「やっぱりそうか!」と合点がいったり、「なるほど、その発想はなかった!」と目からウロコをポロポロさせてもらえます。

2020年はCOVID-19の影響を受けまくり、世界全体が大きく変わった1年で、その影響がWebサイトにも如実にあらわれていたのが興味深かったです。

特に印象的だったWebサイトを2つ、紹介させてください。(本当はあと20個ほど書きたい)

アメリカの大学サイトが「生涯学習」にシフトしている

「教育」は巨大な市場であり、目下の問題は「少子化」です。2019年は「世界中の学生=留学希望者」をターゲットと捉え、VRでキャンパス紹介など、派手めの演出で「アメリカのこの場所に行きたい!この環境で学びたい!」と思わせるようなリニューアルが多く見られました。(1年前の記憶なので解釈間違えてたらごめんなさい!)

だけどコロナのせいで人々は渡航できなくなり、「留学」という市場も一気になくなりました。「地元の生徒を集めるしかない」状態で生き残るためには「ターゲットを10代-20代に留めず、全年齢にする」しかないでしょう。

高齢者もアクセスしやすいWebサイトに生まれ変わった、そんなWebデザインの変化を見るだけで「現在の社会情勢」と「この組織が描いている今後数年間のプラン」まで垣間見られるのが、とても面白く感じました。

https://hadley.edu/ ここは元々視覚障害のある人の学習・支援の施設のようなので極端な例だとは思いますが、今後の教育機関のアプローチはこうなっていくのかも…と感じました。

少子高齢化の激しい日本にもこの流れはやってくるでしょう。「対象は全年齢」と言いつつ、実際は、時間に余裕のある「リタイア世代・シニア世代」がターゲットになると思います。そうすると、私の息子が大学生になる頃には、18〜20代前半の若い大学生以上に、シニア大学生がキャンパスを占めるのかもしれません。

あれ、ウェブデザインのセミナーやったよね?!「日本の10年後を予測する!未来予測2021」じゃないよね??

Z世代の色使い

もう一つ、見ていてとってもワクワクしたのが、アメリカのアパレルブランド「Zappos」の子ども服ECサイトでした。(母艦のzappos.comの方は普通ですね)

Z世代(10代後半〜20代前半)のインフルエンサーなどが好んで使う大胆な多色使いは、自由で開放感があります。でも適当じゃない、きちんとまとまっている。配分が素晴らしい。

そしてテキストリンクはしっかり青色だったり、守るところは守られているので案外親切設計です。

いいなぁ、こういう派手さ、遊び心、いいなぁ。だけど「Instagram=推しのオフショット探索アプリ」「TikTok=Perfumeを愛でる専用アプリ」な私が小手先で真似しても「無理しちゃってる感」がにじみ出るのだろうなぁ。

「デザインが好き!」を思い出させてくれる2時間

デザイナーになりたての頃、街でお洒落なショップカードやフライヤーを入手してはファイリングして、「こんなデザインがしたい!」なんて夢見ていました。仕事以外でも「可愛いものを作りたい!」という熱意は消えず、友達7人でフリーペーパーを作る活動なんかもしていました。

ここ数年は、お決まりのフォーマットにコーポレートカラーの濃淡と補色で差し色、グレーの濃淡を変数にして、手際よくWebサイトを作ることが多くなったなぁ…なんて振り返りながら、初心にかえってもう一度デザインと向き合いたくなりました。

毎年「Webデザイントレンド」に参加していて思うのが、「ああ、私、デザインが好きで、ウェブデザイナーになったんだ」「好きなことを仕事にできているんだなぁ」って再認識させてもらえること。「Webデザイン」を次々に浴びせてくれる怒涛の2時間はとても濃密で、今年もとても贅沢な時間でした。

Gatherで全員参加の感想戦!

怒涛の本編2時間後は、GatherというWebサービスを使った懇親会のような「感想戦」へ!!

このGatherがとても面白くて、ビデオや音声・チャットを使えるのはもちろんですが、参加者はアバターを使い、RPGのように十字キーで会場内を動き回ることができます。近くにいる人と会話したり踊ったり、個室に入って特定の人とだけお喋りすることもできるので、1つのルームで複数グループの会話も成立します。

いっぱーい人がいる感想戦の間にキャプチャを撮ればよかったなぁ。
これは私一人で試しに作ったスペースです。ビデオ枠が小さいのも良いよね。

参加者の質問に登壇者の皆さんが答えてくださったり、参加者同士で会話したり、実際に会って話しているような感覚を味わえてすごく楽しかったです。

ここのところ人との繋がりに飢えてたんだなぁっていうのも再認識。Gather懇親会、またやりたいなぁ。

贅沢な時間をありがとうございました!!

様々なイベント開催が制限される困難な状況下でも「一方通行にならないウェビナー」を模索して開催してくださったリクリ運営スタッフの皆さま、そして今年も最高にワクワクできるセミナーを届けてくださったスピーカーの皆さま、ありがとうございました!!

日々の閉塞感の中で無気力になりがちだったけど、とても良い刺激をいただけたので、また少しずつ、こんな情勢下でも在宅でも出来ることから取り掛かります!

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